診察室のドアを閉じてみると

当院の診察室には皆様と動物たちの出入り用の他に
もう一つ受付コーナーにつながるドアがあります。

今までそのドアは基本開けっ放しで、逃走の可能性のある小鳥や猫の診察や
プライバシーが重視される場合のみ閉めていました。
そうすることで、診察中も受付越しに待合室の状況を把握でき、
逆に外からは中の様子をうかがえ、気楽に声をかけられる
オープンさを確保していました。

常にクリニック全体に目が届き、来院者にオープンであることは
設計時に最も重視したことです。

最近、診察中はそのドアをあえて閉めていて
今日からは出入り時以外は常時閉めています。

これは何より診察の質を向上させるためで
診察前の準備、診察中の集中、診察直後の振り返りをしっかり行うためです。
9月からの予約制導入とも連動しています。

スタッフは大変です。
待合室、受付、診察室、バックヤードを行ったり来たり。
しかし、あえて院内全体のケアはスタッフに任せ
私は診察に集中しようと。

ドアを閉じてみると、思った以上に静かでパーソナルな空間です。

ただ息苦しくなるのか、リラックスして適度な緊張感を得られるか、
これからしだいですね。
by petclinico | 2013-08-19 16:09 | その他

湘南藤沢・鎌倉地域で診療している動物病院、ペットクリニック大橋の院長ブログです。“より良く、より長く”どうぶつ達と皆様の“暮らしの健康”を守るお手伝いをいたします。


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