ペットクリニック大橋 院長のブログ

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手術麻酔の安全性向上のために

昨日避妊手術を施した猫ちゃんが、今日元気に退院して行きました。
あと1週間は術後の経過に注意が必要ですが、ひと安心です。

猫ちゃんには包帯もエリザベスカラーもしていません。
もともと室内生活なので、退院後は普段と同じ生活です。


避妊去勢手術や歯科治療は、必要なことはわかっていても
全身麻酔をかけることが心配だ、という方もいらっしゃるかもしれません。

麻酔の安全性向上のために、当院で行っていることは様々ですが
新しいタイプの麻酔薬を使う、目を離さずしっかり観察するなどの
当たり前のことの他に、取りいれていることがあります。

それは犬猫手術全例での気管挿管と生体モニターの使用です。

気管挿管とは、麻酔中の気道確保と呼吸管理のために
気管チューブという管を口から気管の中に挿入することです。
窒息を防ぎ、不意の呼吸停止にも迅速に対処できます。

生体モニターとは、麻酔中の体の体温、呼吸、心拍という基礎事項の他に
呼吸によるガス交換はできているか、全身に充分な酸素が送り届けられているか
などを画面に映し出し、確認しながら麻酔を調節し手術を進めるためのものです。

このようなことを通じて、全身麻酔の安全性向上をはかっています。
麻酔の危険をゼロにすることはできません。しかし危険をできるだけ少なくし
手術によるメリットを得られればと考えています。

手術を検討中なものの、麻酔が心配だという方は
遠慮なくご相談ください。
by petclinico | 2013-10-19 21:24 | 避妊去勢手術について