ペットクリニック大橋 院長のブログ

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カテゴリ:家庭動物の栄養を考える( 2 )

ウサギは穴を掘り草を食べる

家庭のウサギさんの病気のうち、多くのものが
飼育環境が原因で起きていると思われます。

といっても、ちゃんと世話してないとか食べ物を与えてない
とかではありません。

室内で大切にかわいがり、ペレットをいっぱい食べさせてあげる
こんな風にあたりまえに飼育していることが、病気につながっているかもしれません。

ペットのウサギはアナウサギの仲間なので
本来巣穴をほって暮らし(寝床とトイレも別です)、一日中外敵を気にしながら
栄養価の低い草を食べ、危険を感じたら巣穴に逃げるという生活に
向いた体になっています。

現代の家庭ウサギの生活はこれとは大きく異なっています。
特に問題と思われるのはペレットの与えすぎで
歯や胃腸の問題、さらには抵抗力の低下による皮膚の病気などの原因となります。

ウサギさんはお子さんにも人気で、飼育されるご家庭も以外と多いのではないでしょうか。
動物の本来の生態に基づいた飼育環境を整えてあげることで
お子さんだけでなく、私たちも多くのことを学べます。

一度ウサギさんの適正な飼育環境について、動物病院に相談してみてくださいね。
by petclinico | 2013-10-02 15:48 | 家庭動物の栄養を考える | Comments(0)

「ペット用おやつ」にご用心

犬や猫の飼主さんに食べさせている物についてうかがうと
「ペットフード以外、絶対に与えていません!」
とお答えいただくことがあります。

きっと健康を気遣い、ペットフード以外の食物は健康を損なう
という風にお考えのことと思います。
またケジメを付ける「しつけ」の側面もあるのでしょう。

私自身は病気や体質面が理由で、厳密な食事管理が必要な場合をのぞき
多少フード以外のペット用ではない食べ物を与えても、構わないと考えています。

もちろん、高脂肪の物、塩分の強い物、
ネギ類やチョコレートなど有害な物などはダメです。
また常識の範囲で量に注意し、動物たちにはマナーを守ってもらう必要があります。

むしろご注意いただきたいのは「ペット用おやつ」です。
たしかに安全性や栄養に配慮した、高品質の商品もあると思いますが
スーパーやドラックストアで販売される物の中には
安価で、保存性がよく、嗜好性が高い(食いつきがよい)ことのみに
フォーカスした商品も多いように思います。
「ペット用」だから安全で体に良い、というわけではないのです。

ペットフードメーカーの影響力が強い中で、
動物たちにとって、本当に良い食生活とはどういうものか
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
お気軽にご相談ください。

おまけ)おやつを控えてるのに、過体重ぎみでなかなか痩せないなぁ
    とお悩みの飼主さんもいらっしゃると思います。
    ドライフードを与えている場合、
    ほんの一目盛り、いつもより少なくして続けてみてください。
    ドライフードって、とても高カロリーなんですよー。
by petclinico | 2013-09-21 16:13 | 家庭動物の栄養を考える | Comments(0)