ペットクリニック大橋 院長のブログ

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家庭動物の避妊去勢手術のメリット

避妊去勢手術について、前回記しましたがもう少し補足します。
まずはメリットについて。
  
  *手術にはデメリットや危険も伴います。
  *問題行動や病気など100%予防できるわけではありません。
  *実際手術を検討する場合は必ず担当の獣医にご確認ください。


まずは「繁殖力をなくす。」について
 
これは当然メインの目的です。屋外に出る猫ちゃんには手術すべきでしょう。
室内で暮らしている場合もちょっと「脱走」することがありますので注意が必要です。
ドックランなどに行くワンちゃんも注意が必要です。


次に「問題行動を予防する。」について

これは、ややわかりにくい点も多いと思います。
まず攻撃性の高い雄犬には改善効果があると思われます。
またマーキングやスプレーといった排尿に関連した問題にも有効です。
しかし去勢や不妊手術だけでは予防、改善できない場合も多くあります。


最後に「病気を予防する。」について

オスでは
 ・精巣の病気(特に陰睾丸の腫瘍)
 ・前立腺や肛門周囲の病気
メスでは
 ・卵巣や子宮の病気(子宮蓄膿症など)
 ・乳腺の腫瘍(特に若齢早期の手術で予防効果)
などの病気については予防効果が得られると考えられます。


デメリットについての補足はまた次回に。


by petclinico | 2010-02-24 10:55 | 避妊去勢手術について | Comments(0)

ポポの去勢手術

一昨日のポポ(我が家のもう少しで6ヶ月のオス猫)の去勢手術は
予定通り無事に終了しました。

術後の経過も問題なく、いつも通り元気にしています。


避妊去勢手術には大きく分けて

 ・繁殖力をなくす。
 ・問題行動を予防する。
 ・病気を予防する。

などの目的(メリット)があります。

目的それぞれの詳細はまた後日記しますが
手術のデメリットを大きく上回ると思います。

手術のデメリットとは

 ・手術そのものの危険(合併症)
 ・全身麻酔の危険性
 ・術後のホルモンバランスの変化に伴う問題
 ・飼主家族の心理的あるいは倫理的問題

などに分けて考えられると思います。
デメリットについても、より詳しい説明が必要ですのでまた改めて記します。

デメリットはゼロにすることはできませんが、最少にすることは可能です。


今回ポポの手術においてもデメリットを最少にするために
できる限りのことをしました。

もちろんこれはポポに限ったことではなく、
当院で行うすべての手術で同様にしています。

この点についても、あらためて説明させていただきます。
by petclinico | 2010-02-20 14:37 | 避妊去勢手術について | Comments(0)

娘とおはなし

最近、娘からよく「おはなし」をねだられる。

「おはなし」は別名「おてて絵本」。
パンパンと手をたたいて合わせた手をひらいたら
そこから無限に広がる、自由なお話のはじまりはじまり・・・・。
NHKの教育テレビで同じような遊びをご覧になった方もいるのでは。

先ほど寝かせるときは「赤い時計ちっくんたっくん(枕元にいた。)のおはなし」、
今朝は「なっとう太郎(朝食。)の冒険」。

少し前までは絵本を読むのと別に、桃太郎などの話をせがまれたが
最近はもっぱら「おてて絵本」。

ちょっと大変なときもあるものの、おもしろがって喜んだり、
こわがったり、考え込んだりしてくれると、ちょっとうれしい。

昨日寝かせているとき
「むかし地球には動物も人いず、花だけが一面を覆っていた。(どこかで読んだ?)」
という話をしたら「???」となり、目がさえていた。(意味なし。)


物語のちからって大事ですよね。

特に子供達には。


あすはポポの去勢手術をします。
冷える日が続きますが、皆様お体には気をつけてください。


               ちょっとポポ
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by petclinico | 2010-02-17 22:02 | その他 | Comments(0)

デンタルケア 家庭編

コンパニオンアニマル(家庭動物 ペット)のデンタルケアのうち、ご家庭でお願いしたいことを書きます。(かかりつけの獣医にもご相談ください。誤ったケアは歯周病を悪化させたり、思わぬ事故につながるおそれがあります。)


まず歯みがきの方法について。

・やはりブラッシングが一番効果的。犬猫専用のものでなくても、人の赤ちゃん用の歯ブラシでも可。
・上顎の外側のケアだけでも歯周病の予防に効果的。
・無理に押さえつけたりしない。正面からでなく後ろから抱きかかえるようにするといやがりにくい。
・ご褒美なども活用。
・ブラシが利用できない場合、軍手をはめて指先でマッサージするのも効果的。
・動物病院などで紹介される良質な動物用はみがき等を使用すると、より効果的。

*お家の方が咬まれないように充分ご注意ください。
*ブラシなどを噛み砕いて飲み込むことの無いように注意してください。


歯みがき(ブラッシングなど)ができない場合

・コングやデンタルコットン(縄のおもちゃ)などを噛ませる。
・動物病院で扱う口内用のスプレーなどの中には、薬剤ではないものの歯周病予防に有効性が高いと考えられるものもある。
・牛皮のガムなどは歯周病の予防に一定の効果はあると考えられるものの、誤飲(丸飲み)に注意。
・「歯みがき用のガム」というような、おやつ製品がどこまで有効かは不明。(ぎもん)
・良質なフードは歯周病予防に配慮されているものも。(効果には限界や個体差も)
・馬や牛のひづめは歯を折る原因となるため、与えない。


とりあえず簡単なことのみ記しました。

ご参考になれば幸いですが、やはり直接専門家の指導を受けるのが大切です。
かかりつけの獣医にご相談ください。
by petclinico | 2010-02-13 17:51 | その他 | Comments(0)

あめとうめ

 今日は休日だったので車で30分程の実家へ。

 年末よりミー(猫18歳)の体調が悪いため、定期的に点滴と投薬にいっています。
一時はだいぶ弱ってしまったものの、ここのところ持ち直し、そこそこ食べて、庭の散歩も今まで通り。

 最近、実家に顔を出すことも少なくなっていたので、ミーのおかげ(?)で両親とのコミュニーケーションもアップ。これもミーから家族への贈り物なのかも。

 
 HAB(Human Animal Bond=人と動物の絆)という言葉があります。

 これがあるからこそ、我々動物病院は仕事をさせていただけるのですが、HAHuB(人ー動物ー人)とでもいうような、人と人を結びつけるはたらきを動物たちが担ってくれるような、くれているような気がします。

             あめとうめ in スタバ鎌倉
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by petclinico | 2010-02-11 19:48 | その他 | Comments(0)

うちのねこ

 小さなときから家には猫がいました。
 
 いまはクリニックに1匹(こんちゃん 雄5歳)、自宅に1匹(ポポ 雄5ヶ月)、近所の実家に3匹(ミー 雌18歳/ ホニョ 雄8歳 /モモ 雌3歳)の猫がいます。

 ご存知の方も多いと思いますが、ねこの個性ってほんとにおもしろいですよね、というか素晴らしいですね。いつまでも見ていられます。

             ポポのアップ
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by petclinico | 2010-02-10 16:23 | その他 | Comments(0)

がん学会誌

 所属している日本獣医がん学会。昨年まで研究会として十数年の活動期間があり、昨年より学会に移行したので、新たに第一号の学会誌が送られて来た。
 
 今までもたくさんの人の努力により様々な情報を発信していただいていたが、さらにアカデミックに高度になったことを実感。
 
 この学会(研究会)に入会したのは十年前。それから2年間程勉強して二種認定医資格(基礎編:上級の一種資格が別にありますが未取得。)をいただいものの、最近では獣医皮膚科学会など他分野により興味の中心を移していた。(開業するとやはり皮膚の病気が多いのです。)
 
 しかし家庭動物のガンが大きな問題であることは間違いないので、さらなる情報収集が重要。

 
 若かりし学生のとき、実習でお世話になった院長先生(とても立派な方でした。勤務しなかったけど)に「やっぱりガンとアトピーへの取り組み方が重要だと思うけど〜、どうしてますかぁ〜。」などと、超大胆かつあたりまえの発言をした暗い過去がありますが、内容自体は間違ってはいないと今でも思うのです。
 
 
 最近、特に関心をもつ家庭動物のガンの緩和ケア(残念ながらガンが治らないとして、いかによく生きてもらうか)や免疫の問題(アトピーの治療から、日々の生活まで)なども含めて、もっと勉強しなくては。


by petclinico | 2010-02-09 09:29 | その他 | Comments(0)

建築家

 高校生の頃、建築家になりたいと思っていた時期があった。
 
 最終的には獣医の道にすすんだものの、いまでも建築には興味をもっていて、建築家の本やインタビュー記事などもよく読む。

 今日の朝日新聞朝刊に、建築家の隈研吾さんのインタビューがでていた。

 担当する歌舞伎座の立て替えや作品に関連して、自身主張している日本らしい自然に寄り添った建築と、実際関わってる都心の高層ビルの仕事の矛盾を問われ、現代の大きなシステムに「足を突っ込みながらも」、人の歴史に恥じない街造りができないかと「夢を描く」とこたえていた。
 
 
 本気で仕事をすれば限界や矛盾がありますよね。あたりまえかもしれませんが、それに立ち向かう決意みたいなものを、この記事から感じました。
by petclinico | 2010-02-06 14:41 | その他 | Comments(0)

[おしらせ] デンタルケア推進月間

 お家のわんちゃん、猫ちゃんの唇をやさしくめくって、ちょっと口の中(歯の外側)をみてください。無理しないでそうっと。
犬歯のあたりや上の奥歯のまわりに茶色のかたまりはついていませんか?
歯茎があかくなったり、以前より口の臭いが気になりませんか?

 犬や猫は人とくらべてあまり虫歯になりません。だったら歯磨きしなくてよいかというと、そんことはないのです。家庭の犬猫のおよそ70%が歯周病にかかっているともいわれます。

犬猫の歯周病はおもに
 歯石の沈着が最初の原因となることがおおく、
 徐々に悪化して痛みで食べづらくなったり、
 歯が抜けてしまうこともあります。アゴの骨がとけてしまうことも。

歯周病を予防するには、日々少しずつでも歯みがきなどお手入れをする必要があります。すでにたまってしまった歯石は動物病院での治療で除去します。治療についての詳細は担当の獣医に確認してください。

 当院では3/10までをデンタルケア推進月間として

 ・デンタルケアの重要性について、皆様への積極的な説明
 ・歯科検診の実施
 ・院内歯石除去費用の一部割引
 ・デンタルケアの方法やデンタルケア用品のご紹介

 などを行ってまいります。またこのブログでも歯周病やデンタルケア、についてより詳しく説明します。うさぎさんの歯の問題についても書きたいと思っています。

 野生動物は何もしなくてもゃんと生きているじゃないか、というお声もあるかもしれません。しかし家庭動物と野生動物では、食性も寿命もことなるのです。家庭動物がより長い健康な生活を送るためには日々のケアが大切です。
by petclinico | 2010-02-06 10:38 | クリニックよりのお知らせ | Comments(0)

[ご来院の皆様へ] 休診日・診察時間変更のおしらせ

 昨年末よりお伝えしてきました通り、本日より休診日・診察時間を、以下のように変更させていただきます。

    診察時間:午前8時〜12時 午後3時〜6時
    休診日 :日曜祝日 木曜日午後

   ・午後2時〜3時に予約制の診察を受け付けていますので、ご利用ください。
   ・往診は昼12時〜3時、夜6時〜7時の間に伺います。
   ・昼12時〜3時は手術や、院内処置に当てているため、御用の方は診察時間内にお越し下さい。(予約の場合を除きます。)

 今回の変更にはいくつかの理由がありますが、主なものは

 ・いままで日曜祝日の午前のみの診察日は、ご来院がそれほど多くないのに対し、最近木曜日の診察依頼やお問い合わせが増えてきた。
 ・朝、早い時間の診察依頼が多い。
 ・今後日曜日の学会や、獣医師会行事に今まで以上に積極的に参加するため。
 ・私自身の家族への役割。
 ・スタッフの残業時間が増え、健康管理に支障をきたすことがないようにするため。

などの理由です。ほとんどが私たちの都合であり、ご迷惑をおかけする方々には大変申し訳ありません。しかし、より良い診療を目指して参りますので、ご理解を賜りますようお願い致します。

 
by petclinico | 2010-02-01 09:16 | ご来院の方への連絡 | Comments(2)