ペットクリニック大橋 院長のブログ

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言葉と実践の両方で

本日は今年最後の診察日です。
明日12/31(火)〜1/3(金)まで、年末年始の休診とさせていただきます。
年明け4日(土)からは、午前午後とも通常の診療です。

休診日に緊急の御用の場合は、クリニック留守番電話にメッセージを残してください。
こちらから折り返し連絡しますので、電話番号もお忘れなくお願いしたします。


今年一年ご来院いただき、またこのブログをご覧いただき
ありがとうございました。

7月以降、いままでになくブログの更新に努めて来ました。
もちろん皆様にむけての情報発信、とくに当院や私個人について知っていただくことが
目的でしたが、自分の考えが深まる面もありました。
やはり文章を書くことは大切なんだなあ、などとしみじみ振り返っております。

その中で気になることといいますか、あらためて考えなければと思う所があります。

世間では「デフレからの脱却」などといわれていますが
その経済、政治的な問題はさておき
「バブル後の縮小」からの新しい方向性の模索ということは
我々動物病院にとって、私自身にとって必要なことだと思います。

動物たちを過度に擬人化したり、皆さんの不安をあおる形での
過剰診療、過剰サービスが問題なのは当然としても
現代の診療技術の進歩をただ否定するだけでは
「デフレ」におちいってしまう。もう陥っているかもしれない
とも思うのです。そもそも足りてないことだっていっぱいなのに。
経済の「バブル時代」にもいろいろな不足があったように。

具体的には、科学的な裏付けや経験にとぼしい「高度な診療」はつつしみつつ
生きている動物たちにおこりえる、急性の障害については簡潔で必要十分な治療を、
過度な「アンチエイジング」思想ではなく、慢性疾患や老齢化による障害には
Q.O.L(生活の質)を守るための治療を、そして生活実態や年齢にあわせた予防措置や
栄養管理、生活環境作りによって自由で楽しい動物たちとの暮らしを実践したい。

これだけ書いてもいまいち、具体的じゃありませんね。
中身のないマジメ君みたいだ。やっぱり言葉では限界あるな。

でも我々人間同士は言葉で伝えることが重要ですから
来年も心を閉ざすことなく、皆さんにお伝えしていきます。
言葉と実践の両方で。
by petclinico | 2013-12-30 15:01 | その他 | Comments(0)

いまこそ治療力

臨床についてそれなりの期間が経ってきたので
病気を診断し、状況を理解することはそれなりに出来るとして
この“こなせる"感には注意が必要だと思うわけです。

急性の問題は、わりと対処もはっきりしているし
やるかやらないか、治るか治らないか、
評価や理解もしやすい。

どちらかというと慢性疾患は
「うまく付き合っていきましょう」という風に
うやむやになりやすい。

ここでの治療力をしっかり上げて行くことが
いま自分に求められていると感じています。
by petclinico | 2013-12-21 17:37 | その他 | Comments(0)

年末年始休診のおしらせ

気づけば12月も中頃となりました。
なるべく意識しない様にと思いますが、やはりなぜかそわそわしますね。

当院の診療は年内は30日(月)まで、年始は4日(土)からです。
その間大晦日、三ヶ日を休診とさせていただきます。

これからの時期わんちゃん、ウサギさんは皆様の生活の変化や、イベントにともなう
ストレスや慣れない食べ物等に注意しましょう。

猫さんや小鳥さん、その他ちいさい子たちは気温、室温低下による体調不良に気をつけましょう。

また療法食や継続中のお薬の準備はお早めに。

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by petclinico | 2013-12-14 15:08 | クリニックよりのお知らせ | Comments(0)

診察料、手術料、「受益者」負担。

当院では診察料として、初めての来院の際に初診料を
2回目以降の来院の際には再診料をいただいています。
再診料は新しい病気の場合と、継続通院、またワクチンなどの定期来院で
料金設定が異なります。

診察料にはカルテの作成管理、問診、身体検査、追加検査や治療計画の作成の他に
爪切りなどのお手入れ、しつけや生活環境、栄養管理の相談などが含まれます。

ご来院いただいたあとに「診察料高いなぁ」と思われた方がいらっしゃれば
お詫びします。費用に見合った価値を感じていただけなかったことに。
さらに当院の方針、私の考えを説明させていただき、ご理解をいただければと思います。

ご存知かもしれませんが、動物病院は自由診療で診療費の設定は各病院で行われています。
かつて獣医師会がガイドラインを示したところ、独占禁止法の観点から撤回を指導された
という話を聞いたことがあります。詳しくは知らないのですが。

私は当院を継続して存続させるための診療費をいただくにあたり
できるだけ診察料をいただき、検査費用やお薬代を抑えたいと思っています。
さらにいえば入院費や手術費用も低く設定し、病院収入における診察料の割合を大きくしたい
と考えています。

動物たちと皆様にとって本当に必要なことを提案し行うためには
何かを選ぶと同時に、選ばない、行わないことも必要です。
当たり前のことです。それを確実に実行して行くために、
経営上の裏付けをいただけます様、お願いしたいと思います。

この考え方には行政サービスの様な「受益者負担の原則」の観点から異論があるかもしれません。
診察料を高めに、手術料を低めに設定することは手術の「受益者」の負担を軽くし
その他の通院利用者の負担を、不当に高めているではないかという指摘です。

この点については、私個人がいきすぎた「受益者負担の原則」は問題があると、
そもそも受益者は個人ではないはずだと考えていることは横に置くとして
通院利用者の皆様は、余計な検査や手術を(あってはなりませんが)受けずに済む
というメリットと、診察料に見合った価値を我々が提供することで
皆様にご理解をいただくしかないと思っています。

今後も皆様に利用していただきやすく、わかりやすくて納得感のある
診療費構成を目指して、必要とあれば柔軟に見直して行くつもりです。

そのためには診察の質を高めなくては。
by petclinico | 2013-12-07 18:44 | その他 | Comments(0)