ペットクリニック大橋 院長のブログ

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素晴らしい食べ物

今日は猫さん生活エンリッチメントについての記事はお休みです。

皆さんあまり関心ないかもしれませんが、仕事以外で僕の好きなものは
猫と建物とチェロとフォルクスワーゲンと、じゃがいもです。

だから何?っていわれると困りますが
じゃがいもは大好きです。どんな料理法でもどんな時でも。

だから何?っていわれると、ほんとに困るのですが
皆さんも、じゃがいもって素晴らしい食べ物だと思いませんか。
by petclinico | 2014-01-31 22:04 | その他

猫さん生活エンリッチメントの話3ー猫さんは外に出してあげれば大丈夫?

前回のブログで、猫さんは孤独なハンターで
狩りをして、広い活動エリアと縄張りをもつのが
本来の姿である、ということを書きました。

さらにいえば、猫さんたちは木や塀の上のような高い所に上ったり
茂みに隠れたり、草むらの陰で穴を掘って排泄するのを好みます。
なにか怖いことがあったら、すぐ逃げられるように注意しながら。

じゃあ、外に出してあげればいいじゃない。

そう思われる方もいるでしょう、
昔みたいに、サザエさんのタマみたいに。

しかしタマには大きな3つの危険があるのです。
交通事故と、他の猫とのケンカ、治療の難しいウイルス感染症です。
完全な室内暮らしの我が家のポポには、その危険はありません。

やはりタマよりポポの方が、幸せに長生きできる可能性が高いのです。
そこで室内環境をより猫さんに合ったものにする
エンリッチメントが必要なのです。

さらに今回は単なる「環境エンリッチメント」にとどまらず
基礎疾患の確認、食生活の見直し、私たちとの関係性の深化
それらをまとめた「生活エンリッチメント」です。

それが必要なのは猫さんたちだけでなく、
私たち自身なのかもしれません。
by petclinico | 2014-01-29 22:00 | 猫さん生活エンリッチメント

猫さん生活エンリッチメントの話2ー猫さんは何者だ?

今回の「猫さん生活エンリッチメント週間」の元になった考え方は
動物園での野生動物飼育の考え方である「環境エンリッチメント」です。

動物本来の習性・性質を理解し、それを発揮しやすいように
生活環境を工夫し改善することです。

ここで疑問。猫さんとは本来どんな存在なのでしょう?
いつもゴロゴロして、かわいく、ふわふわしている、あの猫さんたちは。

以下は、前回のバフィントン先生の講演資料と
一般的にいわれている猫さんの姿です。

・孤独なハンター
・広い活動エリアとテリトリーが必要
・テリトリーには顔・足・尿・引っ掻き傷でマーキング

・ちょくちょく少しずつ食べる
・生きている小鳥や小動物をつかまえて食べる
・ハンターであると同時に自分も狩られてしまう可能性

・日の動きによるバイオリズムはあまりない
・完全な夜行性ではなく薄暗い明け方・夕方が活動的

なんか、思ってたよりワイルドですよね。
(うっかりおやじギャグが出そうに)

あの肉球のついている、かわいい足には
するどい爪がついているのです。

それがまた、たまらないですね。
by petclinico | 2014-01-28 20:34 | 猫さん生活エンリッチメント

猫さん生活エンリッチメントの話1ー10年前の衝撃

もう10年ほど前のことになりますが、仕事場で
1枚のセミナーのチラシが目に留まりました。
「猫の特発性膀胱炎 最新の知見」というタイトルで、場所は六本木ヒルズ。

正直な所、場所にひかれて出かけることにしました。というのも
猫の膀胱炎は大変重要な病気のため、勉強する機会も多く
特に新しい情報もないだろうと思っていたのです。

ところがそこでのトニー・バフィントンというアメリカの先生の話に
軽い衝撃をうけました。

猫ちゃんの生活環境によるストレスが神経やホルモンの働きに影響し
膀胱炎の発症に関与している可能性があり、治療には生活環境の改善
それも出来るだけ猫ちゃん本来の習性にあわせた改善が、予防や治療につながる
という話は新しく、とても納得のできるものでした。

それまでも病気の原因として「心因性」という言葉は目にしていましたが
「猫ちゃん本来の姿での生活」と病気の幅広い関連の理解とはことなりました。

これ以来、「動物の本来の姿」を守ることによる病気の予防や治療は
私にとって大きなテーマとなったのです。

現在当院では「猫さん生活エンリッチメント週間」として
この猫さん「本来の姿」を皆様と一緒に考えていきたいと考えています。

このブログでもそれに関連した記載を、しばらく続けたいと思います。
by petclinico | 2014-01-27 15:26 | 猫さん生活エンリッチメント

猫さん生活エンリッチメント週間のお知らせ

環境エンリッチメントという言葉をご存知でしょうか。

もともとは動物園等で飼育される野生動物が幸せに暮らせるように、
単調ではない本来の環境に近い生活をさせてあげるための
様々な工夫や飼育環境改善のことです。

今回はその考え方を家庭の猫さんたちにあてはめて、
病気の少ない健康な暮らしをめざすための取り組みをしたいと考えました。

しかし猫は野生動物ではありませんし、鑑賞用の動物でもありません。
私たちと共に暮らす存在です。

そこで考え方を「生活エンリッチメント」と広げて、猫さんたちの健康をまもるには
どうすればよいのか、皆様と一緒に集中的に考えていきたいと思います。

そこで1/27日(月)〜2/15日(土)までの3週間、当院では以下の取り組みを
おこなってまいります。皆様には、ぜひこの機会をご活用いただき、
猫さんとの暮らしをより良いものにしていただければと思います。


まず生活エンリッチメントの基礎となる健康管理
・病気の発見のために:客観的な健康診断のための簡易血液検査や尿の検査
・病気の予防や改善に役立つ食生活:良質でそれぞれの猫さんにあったフード
・感染症を予防するための処置:定期的なワクチンの接種
期間中、これらの診療費を1割引で提供します。お気軽にご相談ください。

さらに本格的な生活エンリッチメントのために
・身体検査表、生活行動問診票の作成
・生活エンリッチメント計画の作成
これらはご希望があれば、期間中にご来院いただいた猫さんに
通常の初診再診料で実施します。

今回の取り組みは単発で終わるものではなく、皆様のご意見や感想も反映し、
さらに新しい学術情報も加えながら、今後も猫さん生活エンリッチメントの
取り組みを続けたいと思っています。

今回はそのスタートです。よろしくお願い申し上げます。
by petclinico | 2014-01-25 16:19 | 猫さん生活エンリッチメント

明日1/25日(土)は午前午後とも通常の診療です

院内やホームページ上でお知らせしていた
明日1/25日(土)午後の臨時休診は変更となり
午前午後とも通常の診療です。

また土曜日は通常、午前午後とも診察を受け付けているのですが
休診日だと思っている方もいらっしゃるようです。
土曜日は午後が比較的混雑しません。


話は全く異なるのですが、先日テレビをつけたら
お菓子屋さんのご主人が
「店はライバルがつぶすんじゃない、自分がつぶすんだ」
「ライバルはいい見本となってくれる存在だ」
と話していました。

番組はよく見ていなかったので内容はよくわかりませんが
いいこと言うなー、と単純に感動しました。
by petclinico | 2014-01-24 16:02 | ご来院の方への連絡

イラッとしたニャン。

猫ってほんとにかわいくて、いつまでも見飽きないですよね。
それにしてもよく寝ます。

そんな猫の興味深いしぐさが「転嫁行動」です。
猫と暮らしている方はお心あたりがあると思うんですが。。。

オモチャにとびかかって遊んでいたり、お家の方にじゃれているときに
突然グルーミングをはじめることがありますよね。

猫は思い通りにいかないことや、失敗をしたりすると
体をなめたりして、気を紛らわすかのようなことをします。
この様子が「転嫁行動」です。

人目を気にして行っている訳ではないので、
失敗をごまかしているというよりは、自分のストレスマネージメント
として行っているようです。

これが極端なかたちで問題になるのは、例えば窓から外の鳥や猫の姿を見て
お家の方を引っ掻いたり、過剰なグルーミングによって脱毛や毛玉の嘔吐
につながったりする場合です。

もちろん単なる興奮や、皮膚病の場合もあるので
何でもストレスや転嫁行動のせいにしてもいけません。

しかし、一見のんびりダラダラと幸せそうに暮らしている猫さん達にも
いろいろ悩みはあるのですね。うちのポッたんにも。

しかし見飽きないですよね。
by petclinico | 2014-01-22 15:48 | その他

伝統ランドスケープこんにちわ

獣医という仕事は科学にもとづいて行うものですから
やはり信じている訳です、科学の力や、知性の力、個人の自由を。

一方、家族を得て40才になり、京都に行きたかったり、
家で和食が一番だよねとか、紅白歌合戦みちゃったりしてる訳です。

そんな自分のバランスにやや戸惑っていたところ、
正月の新聞に出ていた記事が興味深かったので、思想家の中島岳志さんの本を
読んでみたところ、「(ポンっ)なるほどな」と思った箇所がありました。

「伝統」ということに関して、
「単なる慣習」や「特定の文化に盲目的に」しがみつくのではなく
「常に意志をもって救い出すもの」であると説明していました。
それは「伝統」という実体で表現される「精神のかたち」であると。

「精神」なんていうとなんですが、そこで思い出したのが岩手の遠野で
馬と共に働く、美しい暮らしの風景を取り戻そうと活動している
ランドスケープデザイナー・田瀬理夫さんの以下の言葉です。

「環境の再生を、環境自体の再生という側面だけで考えるのではなく」、
「人の営みの再生につながってゆくように考える」、
「そして人がそこに居られるようになるのなら」、お金の効率とは別に
「それはもう“価値がある”」。

これはね、結構ピーンときちゃいました。

動物病院を開業するときに自分の目指す姿を
“ネオ・ホームドクター”としていたことを思いだしました。

昔ながらの程々のケアではなく、皆さんから様々なご要望にこたえる中で
私たちが大切にしてきた動物たちとの暮らしを「再発見」していく。
ときには最新のテクノロジーの力もかりて。

そんな風にできると素敵ですね。
by petclinico | 2014-01-18 18:33 | その他

微妙な時期だワン

本日午前中の診察では1才未満のワンちゃんたちが、多く来院してくれました。
生後2ヶ月や、生まれた直後から通院している子たちです。

成長したその子たちをみていて、「面白いなあ」といったらいけないかもしれませんが
性格の発達について考えていました。ちょっと寂しい気持ちも抱きつつ。


ご存知かもしれませんが、犬は生後1ヶ月で乳歯が生え始め徐々に離乳します
その後兄弟犬とじゃれ合いながら成長し、
4ヶ月の頃には社会化(環境への適応)がすすみ
6ヶ月ぐらいで性成熟(繁殖力を持つ)時期を迎えます。
とはいえまだ子供で、一応1才で成犬といわれますが
1才半から2才で落ち着きも出て、体つきもがっしりと完全におとなになります。

心理学や動物行動学の専門的な知見とは異なるかもしれませんが
生後半年あたりを境に警戒心が強くなる、恐がりになる例がよく見受けられます。

もちろん個体差があります。もともと最初から恐がりな子もいれば、半年過ぎ1歳になっても
天真爛漫、明るく社交的で怖い物知らず、という子も。見た目だけかもしれませんが。


犬の生後半年とは、人でいえば小学生が中学生になるころですから
そんなの当たり前じゃないか、といわれればそれまでですが
ちょっとよそよそしくなったワンちゃん達をみていて
「無事に成長してくれてよかったな」という想いと
「ちょっとさみしいな」という気持ちに、なんだかしんみりとなった訳です。

一方、診療上の反省も。

当院では楽しく通院していただくために、動物たちに過剰な緊張や恐怖を与えないよう
注意をはらっています。スモールクリニックであることや予約制の利点を生かして。
しかし生後半年過ぎのワンちゃんたちへは、さらに慎重な対応が必要だったのかなと。

なんだかまとまりに欠ける文章になりましたが、
微妙な時期をすぎて、ワンちゃんたちがどういう個性をみせてくれるか
いまから楽しみです。
by petclinico | 2014-01-11 16:39 | その他

お互い生き残ろうな、うんうん。

皆様、あけましておめでとうございます。
本日から通常の診療を再開し、ご来院いただいております。

そんな中ちょっと気になることが。
数日後に動物看護専門学校で、授業させていただく予定があるのですが
その準備が。。。。

これは動物看護職を目指す現役専門学校生の皆さんに
臨床にたつ外部の人間である私が「現場の声」をビシバシとどけるという
まったくもって偉そうな、身の程知らずな企画なのですが
かつて非常勤の講師をしていたご縁で、お話させていただくことになりました。

ところが準備がー。

といっても2年前と同じでいいかなー。(以前も同じ機会をいただいたのです。)

いやいや、そっ、そんなことはしません。学校関係者の皆様。
あたらしいスライドつくります。

というか、まぁ、わたくしも2年で変わっているのですよね。
自分自身も、届けたい声も。

一応、いま動物病院がおかれている困難な状況
特に診療技術の発展とのつきあい方や、社会的な役割の多様化をめぐる
問題などを中心に、たいへんだぞー、こわいぞー、というお話をして
お互い生き残ろうな、うんうん。という風にまとめられたらな
などと考えています。

なにか一つ、今後の行動にプラスになる学びをとどけられたらいいな
私自身もこの機会をこれからに生かしたいな、と思っています。

そんなこんなでバタバタしておりますが
今年も宜しくお願い致します。
by petclinico | 2014-01-04 16:45 | その他