デンタルケア 家庭編

コンパニオンアニマル(家庭動物 ペット)のデンタルケアのうち、ご家庭でお願いしたいことを書きます。(かかりつけの獣医にもご相談ください。誤ったケアは歯周病を悪化させたり、思わぬ事故につながるおそれがあります。)


まず歯みがきの方法について。

・やはりブラッシングが一番効果的。犬猫専用のものでなくても、人の赤ちゃん用の歯ブラシでも可。
・上顎の外側のケアだけでも歯周病の予防に効果的。
・無理に押さえつけたりしない。正面からでなく後ろから抱きかかえるようにするといやがりにくい。
・ご褒美なども活用。
・ブラシが利用できない場合、軍手をはめて指先でマッサージするのも効果的。
・動物病院などで紹介される良質な動物用はみがき等を使用すると、より効果的。

*お家の方が咬まれないように充分ご注意ください。
*ブラシなどを噛み砕いて飲み込むことの無いように注意してください。


歯みがき(ブラッシングなど)ができない場合

・コングやデンタルコットン(縄のおもちゃ)などを噛ませる。
・動物病院で扱う口内用のスプレーなどの中には、薬剤ではないものの歯周病予防に有効性が高いと考えられるものもある。
・牛皮のガムなどは歯周病の予防に一定の効果はあると考えられるものの、誤飲(丸飲み)に注意。
・「歯みがき用のガム」というような、おやつ製品がどこまで有効かは不明。(ぎもん)
・良質なフードは歯周病予防に配慮されているものも。(効果には限界や個体差も)
・馬や牛のひづめは歯を折る原因となるため、与えない。


とりあえず簡単なことのみ記しました。

ご参考になれば幸いですが、やはり直接専門家の指導を受けるのが大切です。
かかりつけの獣医にご相談ください。
by petclinico | 2010-02-13 17:51 | その他

湘南藤沢・鎌倉地域で診療している動物病院、ペットクリニック大橋の院長ブログです。“より良く、より長く”どうぶつ達と皆様の“暮らしの健康”を守るお手伝いをいたします。


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