手術麻酔の安全性向上のために
2013年 10月 19日
昨日避妊手術を施した猫ちゃんが、今日元気に退院して行きました。
あと1週間は術後の経過に注意が必要ですが、ひと安心です。
猫ちゃんには包帯もエリザベスカラーもしていません。
もともと室内生活なので、退院後は普段と同じ生活です。
避妊去勢手術や歯科治療は、必要なことはわかっていても
全身麻酔をかけることが心配だ、という方もいらっしゃるかもしれません。
麻酔の安全性向上のために、当院で行っていることは様々ですが
新しいタイプの麻酔薬を使う、目を離さずしっかり観察するなどの
当たり前のことの他に、取りいれていることがあります。
それは犬猫手術全例での気管挿管と生体モニターの使用です。
気管挿管とは、麻酔中の気道確保と呼吸管理のために
気管チューブという管を口から気管の中に挿入することです。
窒息を防ぎ、不意の呼吸停止にも迅速に対処できます。
生体モニターとは、麻酔中の体の体温、呼吸、心拍という基礎事項の他に
呼吸によるガス交換はできているか、全身に充分な酸素が送り届けられているか
などを画面に映し出し、確認しながら麻酔を調節し手術を進めるためのものです。
このようなことを通じて、全身麻酔の安全性向上をはかっています。
麻酔の危険をゼロにすることはできません。しかし危険をできるだけ少なくし
手術によるメリットを得られればと考えています。
手術を検討中なものの、麻酔が心配だという方は
遠慮なくご相談ください。
あと1週間は術後の経過に注意が必要ですが、ひと安心です。
猫ちゃんには包帯もエリザベスカラーもしていません。
もともと室内生活なので、退院後は普段と同じ生活です。
避妊去勢手術や歯科治療は、必要なことはわかっていても
全身麻酔をかけることが心配だ、という方もいらっしゃるかもしれません。
麻酔の安全性向上のために、当院で行っていることは様々ですが
新しいタイプの麻酔薬を使う、目を離さずしっかり観察するなどの
当たり前のことの他に、取りいれていることがあります。
それは犬猫手術全例での気管挿管と生体モニターの使用です。
気管挿管とは、麻酔中の気道確保と呼吸管理のために
気管チューブという管を口から気管の中に挿入することです。
窒息を防ぎ、不意の呼吸停止にも迅速に対処できます。
生体モニターとは、麻酔中の体の体温、呼吸、心拍という基礎事項の他に
呼吸によるガス交換はできているか、全身に充分な酸素が送り届けられているか
などを画面に映し出し、確認しながら麻酔を調節し手術を進めるためのものです。
このようなことを通じて、全身麻酔の安全性向上をはかっています。
麻酔の危険をゼロにすることはできません。しかし危険をできるだけ少なくし
手術によるメリットを得られればと考えています。
手術を検討中なものの、麻酔が心配だという方は
遠慮なくご相談ください。
by petclinico
| 2013-10-19 21:24
| 避妊去勢手術について