年末にむけて

7月から9月にかけて
一つの“いのち”にしっかり向き合う、をテーマに
夏期の診療時間延長、診療予約制への変更などを通して
診療の改善をすすめてきました。

幸い皆様に好評をいただき、予約制への変更もスムーズに進んでいます。
ご理解、ご協力をいただき有り難うございます。

反省としましては、この3ヶ月の後半、お盆以降
ちょっと息切れというか、改善疲れがでたのか
せっかくの予約制が充分に生かされていない
診療の質向上の取り組みが、充分ではないと感じています。

効率の良い診療をめざしたのではなく、もっと動物を診る
もっと皆様のお話をきかせていただくための変革だったはず。


ここで、年末に向け、もう一度エンジンをかけ直していかねば。

そこで今、計画していることとして
皆様へのアンケートの実施、より良い食生活を中心とした
健康増進キャンペーンの展開、などがあります。
他にも緩和ケアの勉強会(相談会)なんかもできたらな、と。

10月中旬ごろには詳細をきめて
皆様にお知らせしたいと思っています。
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# by petclinico | 2013-10-01 21:15 | クリニックよりのお知らせ

箱根にいくこと

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箱根に行くのが好きです。
森の力が、日帰りでも充分にリフレッシュさせてくれます。

箱根の魅力は様々あると思いますが、僕にとっては静かなこと。
静かだから、いろいろなことが聞こえてきます。


最近よい仕事をするために、意識して「自分を保つ」ことを考えています。
(あ、別に僕もう壊れちゃいそうとかではありませんので、ご安心を。)

精神面も、体力面も毎日の仕事の日だけでなく、休日も含めて整えないとなあ
と、思っているわけです。まあコンディションの調節ですね。

こんな当たり前のことですが、そのことをはっきり意識したのも
そのための方法がわかってきたのも最近のことです。

年とったなあ、とかではなく成熟だといいですね。
# by petclinico | 2013-09-30 16:04 | その他

「夜と霧」、小さな希望、動物たち。

少し前にV・フランクルの「夜と霧」が注目されている
という話を聞きました。NHKのテレビでも取り上げられたようです。

ホロコーストという、人類史上に残る過酷な体験を綴ったあのような本が
どうして今の日本で取り上げられるのか、もちろん正確にはわかりませんが
「希望をみつけていく」ということなのでしょうか。


人類史の問題ではないけど、ずっと身近でささやかかもしれないけど
私たちに深刻な問題となるのは、大切にしている家庭の動物が比較的短期間で
命を終えるであろうことがわかった場合です。

その動物のお世話を続けていくことには、大きな悲しみが伴います。
悲しみには大きな力があっても、状況を変えることはできません。
希望も同じで、圧倒的な生命の成り立ちの前では、状況はかわりません。

しかし、動物たちはどんな状況でも淡々と生き続け
私たちに小さな希望を見つけさせてくれます。
その積み重なりは、私たちの大きな何かになってくれます。


読み返してないので、正確ではないかもしれませんが
「夜と霧」でフランクルが、ユダヤ人収容場の劣悪な宿舎からでて(帰る時だったかな)
強制労働に向かう時、空に光とともに奥さんの顔を思い浮かべ
活力を取り戻すシーンが印象に残っています。
再会はかなわなかった訳ですが。
# by petclinico | 2013-09-28 16:31 | 緩和ケア

10/4日(金)臨時休診のおしらせ

以前、このブログでもおしらせしましたが
来週の金曜日、10/4日は臨時休診日とさせていただきます。

私が娘の学校行事に参加するために、お休みをいただきます。
個人の生活を充実させ、仕事にも反映できればと考えております。
ご迷惑をおかけするかもしれませんが、宜しくお願い致します。


補足です。
9月から診療が予約制になりましたが
たとえ診療予約が入っていなくても、皆さんに事前のお断りなく
勝手に休診にしたりはいたしません。(急病など緊急の場合は除きますが)
必ず院内での掲示の他、ホームページやこのブログでお知らせします。
ご来院前に確認いただけますと幸いです。
# by petclinico | 2013-09-28 15:49 | ご来院の方への連絡

かつてと今の自分の教科書

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左の本、アメリカで出版されたものですが、
我々家庭動物獣医のバイブルといっていい本の一つだと思います。
20年前の出版ですが、第2版なので第1版はもっと前に書かれたのでしょう。
深みといい、哲学といいすばらしく、今の我々の診療の基礎を作ってくれた本です。
論理的な診断、科学的な診療とはどういうことかを教えられました。

右の本、今日届いた国内の先生によって書かれた本です。
いい本だなーと思いました。こういう診療の基本がしっかり網羅的に書かれた本が
国内で普通に執筆、出版されるようになったんだな、と。
自分に抜けていることがないか、我流になってないか
確認するのに、とても役に立つ本です。

この2冊、どちらも診療の基本について書かれているとはいえ
扱う内容は微妙に異なり、直接の比較はできません。
しかし、つい2冊を並べてみたくなりました。

かつての自分と今の自分を、教えてくれる2冊です。
# by petclinico | 2013-09-27 22:12

湘南藤沢・鎌倉地域で診療している動物病院、ペットクリニック大橋の院長ブログです。“より良く、より長く”どうぶつ達と皆様の“暮らしの健康”を守るお手伝いをいたします。


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